アクリル絵の具・ORIGINの講習会が開催されました

オリオン本社にて、Pebeo様によるORIGINのご紹介ワークショップを開催していただきました!
製造に関するポリシーや、どんなシーンで使われているのかなどを、社員一同興味深くお聞せていただきました。
この記事では、オリオン社員による作品・使用感と、ORIGINの特徴をご紹介します。

 

☟ オリオン社員による作例 ORIGIN×APF

ORIGINを飾ってみました

ORIGINの強味である粘度の高さを活かして、オリジナル額縁を作ってみましたよ。
使用した色は「イリディセントホワイト」です。光沢のある白が綺麗です。
フレーム幅に合わせたスクレイパーを自作して、波線を描いたり自由に直感的に装飾しました。
もっとポップに絵具を散らしたり、クラシカルな装飾を施したり…様々な表現ができそうです。
↑はAPFのフレーム部分(マット)に描いていますが、紙に描く場合はワーグマンのような丈夫な紙や、ボードが相性抜群です!

☟ 作品その2

こちらは絵筆を使って 荒い質感をつけたり絵具を伸ばしてみたり…微細な凹凸も表現できる印象です。

 

 

ORIGINの特徴

ORIGINの絵具としての主な特徴はふたつあります。

ひとつは「エコデザイン仕様(1)」であること。

絵具成分のアクリル樹脂は、自動車産業から排出された廃プラスティックをリサイクルした樹脂を100%使用しています。
石油から作られるアクリル樹脂に比べ、二酸化炭素排出量を80%削減しています。

もうひとつは高粘度であること。

従来のアクリル絵の具に比べ、バインダー・顔料が15~20%多く入っているそう。
そのため、乾燥途中に絵具がへたることなく、ナイフや筆跡をほとんどそのまま残すことができます。
↓ORIGINが固まった後の様子。乾燥後もほぼ絵具を盛った状態のまま固定されます。マットな質感と、際立ったエッジが美しいです。

また、ORIGINは隠ぺい力の高さも魅力の一つです。黒い紙に塗っても、負けずにはっきりと発色します。金属のような落ち着いた光沢も魅力的。
絵画やライブペイント用に使うもよし、プラモデルやホビー系の塗装にもぜひ、とのことでした。

 

「エコデザイン仕様」の絵具チューブ

ORIGINはチューブも革新的。なんと、ORIGINのチューブは44%が紙でできています。また、チューブ1本1本にリアルカラーチャート(本物のORIGINを塗った色見本)がついています。光沢系の色味は、絵具そのものの光沢を感じられるので、お店で選ぶときにとても参考になります。所有欲をくすぐられますね。

ワークショップを通して、見えないところ(エコへの配慮)から使用感まで、革新的な絵具だと感じました。
皆さまの使用感も、ぜひお聞かせくださいね。

 

🔗 Pebeo社様 ORIGIN 公式オンラインショップ

🔗 スクレイパー商品ページ

🔗 オリオン イラストボード スターターパック

 

投稿者プロフィール

ブログサイト管理者 デネブマン
ブログサイト管理者 デネブマン
美術・画材用紙・スケッチブック・イラストボード・額装用マットボード の製造やドイツ・ハーネミューレ社 の代理店を行っています。

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