●作品を護る
中性芯材&中性糊
作品が外部要因により劣化が進まないように、マットボードの芯材は、不純物を含まない100%バージンパルプを使用し適切な中性pH値に調整して作っています。
その芯材やフロントペーパーを貼り合わせる糊もまた開発し中性pH値に調整して作っています。
●作品が輝く
豊富なカラーバリエーション&厚み
マットボードのベースにあたる芯材は、定番のホワイト芯とナチュラル芯に加え、国産マットとしてはじめてのカラー芯が7色とカラーバリエーションが豊富な上、1㎜厚、1.5㎜厚、2㎜厚、2.2㎜厚、3㎜厚と厚みのバリエーションもあります。
その芯材の上に貼り合わせるファンシーペーパーや布は133色を常備取り揃えています。
組み合わせ自由のセミオーダーシステム「カスタムセレクト(CS)」
「カスタムセレクト(CS)」を活用することで、常備品の枠を超えたカラーバリエーションが可能に。
芯材×厚み×フロントペーパーの組み合わせにより、10,000種以上のマットボードを作ることができます。
圧倒的なカラーバリエーションで、コーディネートの幅が広がり作品を最大限に輝かせます。
カスタムセレクトとは?
額装マットボード見本帳
オリオンマットボード
マットの加工・応用例
マットに下記のように様々な加工を施すことで、オリジナリティやクオリティを高めることが出来ます。
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中抜き
基本的な四角窓の他、アーチ窓、円窓、その他デザイン抜き等があります。
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ダブルマット
見え幅の異なるマットを2枚重ねて額装する事。
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箔押し
マット部分に名前やロゴなど、様々なデザインの箔を捺す事で、高級感を増します。
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多穴抜き
1枚のマットに複数の中抜きをします。
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金テープ
マットの縁部分に金縁をほどこします。
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印刷物の合紙
マット芯材と印刷された紙を貼り合わせます。
保存額装
保存額装とは物理的にも化学的にも永く安定した環境で作品を保管する額装方法です。
3つの大きなポイント
- ①安全な材料を選ぶ ・・・作品に直接触れる材料は最も注意が必要。
- ②ブックマットにする ・・・作品に直接触れることなく扱えることが重要。
- ③保存環境を整える ・・・作品にとって安全な小環境をつくること。
絵の保存方法について
版画や水彩画、デッサンなど紙をベースにした作品は光、湿気、汚染ガス、不注意な取り扱いなどで劣化してしまいます。
用途によって保存方法は異なりますが、展示目的としていない場合には保存をまずは優先に安全な保存材料を使用することが大切です。
簡単で効果的な保存容器への収納だけでもするとしないでは大違いです。加えて作品をブックマット方式で保存容器へ収納することで、より安全な保存環境を作り出すことができます。
展示目的の場合には額内環境を安全な材料で額装することが重要です。
ブックマットにした作品にUVのアクリルや裏板に近いところへAFプロテクト、さらに作品に近づくところへアーカイバルボード→SHCペーパーと階層を作ることが大切です。